2012年5月6日日曜日

レッツ!アクアテラリウム!【第二章、必要な物の用意っ】|とある獣医の豪州生活(オージーライフ)


前回:第一章、アクアテラを把握しよう

第二章、必要な物の用意っ

陸メインにするか、水メインにするかを決定したらいよいよ作成に向けての準備を始めようっ
まずはアクアテラ作成に必要なアイテムを揃えるところから。
自分は陸部分中心のアクアテラを作りたかったので、そろえた物も陸メイン向け。
水メインにしたい場合は若干違うものを揃えたほうがいいかもだけど、まぁ参考にしてくだしあw

水槽

まずは水槽を用意。これがないと始まらないw

水槽はアクアテラリウム用の水槽ってのがある。
普通の水槽みたいなんだけど、前面のガラスが後面やサイドに比べて低い部分でカットされている。
水草を中心に育てたい場合はこれを購入するのがベストかも。
なんせ、アクアテラは水深が大してないので、そこまで深い水槽はいらんのだ。

あ、ただ自分はカエル飼育が目的なんで、ちゃんと深い水槽を使う必要があったりもする。

購入するのは癪だし、普通の規格水槽とかのほうが安くて便利なのも確かw
っつーわけで、別に普通の熱帯魚用水槽でも全く問題ないので、その辺は自分の財布と相談しつつ決めよう。
水槽の大きさも人それぞれなんで多くは語らないけど、まぁ大き過ぎず、小さ過ぎずの水槽で。
小さすぎると器具入れただけで満タンになっちゃうし流木や石選びも大変。植物もこまめにトリミングが必要。
大きすぎるのも管理が大変だし、必要なライトの光量や底砂利の量も半端じゃなくなる。


自分が使用したのはコチラの爬虫類用水槽。
大きさは600×300×600mm(横×奥×高)。なかなかに大きいですw
底から10cmまでは水が張れるようになってまし。

60cm規格水槽と横×奥の大きさが同じなんで、60cm規格水槽でアクアテラをやりたい人の参考にはなるね。
規格水槽の高さは36cmだけど、その辺は特に気にしなくていいでしw

照明


アクアテラで植物を入れない人はいないと思うので、これも必須といえるでしょー。
植物は光合成で育ちます。つまり、光がないと死んじゃうって話ですな。
観賞用のほかに、植物の成長のためにも水槽の照明は大切です。

メタハラなどの植物育成用ライトがあるならそれに越したことはないです。
が、予算的にメタハラなんぞ手が出ないし、天井に穴を開ける勇気が自分にはありません(キリッ
そんなんで、自分は熱帯魚水槽用のライトの導入を考えてました。
が、ここで物置(仮)から傘の部分がぶっ壊れた蛍光灯を発見したので、これを流用することに。
傘部分はとりあえずネットとアルミホイルで補強して、光が全部下に集まるようにしてみた。


いいね。
これで傘部分をもうちょっと綺麗にしたらなかなかオサレな照明なんじゃぁないだろーか。

蛍光灯ですが、自分が育てる予定の植物はシダとコケ中心、しかも日光を必要としないような室内植物レベル。
なんでこの蛍光灯でも十分な光量が確保できると判断。
照明のワット数は育てる植物によって左右されるので注意です。
できるだけ強い照明推奨ですけど、電気代かかるんでその辺はやりすぎないよーにw

水中モーター

これもアクアテラをやるなら必須と言っていいでしょ。
アクアテラリウムでは流木や石などで水面より上に「陸部分」を作るわけですが、
ここに滝を作ったり、流木を湿らしてコケを生やしたりするならば水面より上に水を引き上げないといけません。
ここで登場するのが水中モーター。



水中モーターはその名の通り、は水中に沈めておくとモーターの力で水を水面より上に押し上げるんですね。
モーターの力によって持ち上げられる水の高さが違うので購入時には注意でし。
自分が購入したのは小さいモーターで、最高60cmまで水を持ち上げられるやつ。
水槽の高さが60cmで、そんな一番上まで持ち上げる必要もないのでこれで十分w
この「最高高度」にはある程度余裕を持たせましょう。
例えばこのモーター、60cmの高さまで水を持ち上げると「チョロチョロ」程度の水しか出ません。
高度がギリギリならワンランク上のモーターを買っておいたほうが無難ですね。

このモーターで持ち上げられた水は細いチューブで分岐して流木のいたるところに配水します。
すると流木全体に水が行き渡り、流木を湿らせてコケを活着できる、というわけ。
また、滝、川、湧き水などの演出の水源もこの配水で行います。

あ、ちなみに日本でアクアテラ用の水中モーターと言えば『ティポイント 』というモーターが有名。
これはあらかじめ水を配水しやすいようにチューブが分岐していて、非常に使い勝手がいいらしい。
・・・らしい、ってのは自分は海外在住であって、つまりこの画期的アイテムが使用できないのだ・゚・(ノД`;)・゚・
かわりに、それっぽいものを自作して対応します↓


はいコレ。
エアチューブを4本、でかいチューブに瞬間接着剤でくっつけちゃったものw
これを上で紹介した水中モーターにつないで、強制的に水道を4つに分岐しますw
売ってないなら作ればいいじゃない、ってのが自分のモットー。

今回自分は水中モーターを2機使用しました。
1機はこの水道分岐用のモーター。これで流木に水を送ります。
で、もう1機は滝を演出したかったので、ソレ専用。滝なんで水量多めを狙った作戦です。
とは言っても、大抵は1機あれば十分なはず。
安かったんで2個買っただけですw

砂利


これもやっぱり必須アイテム。
アクアテラでは水草を植えるためにいわゆるソイル系(赤土みたいなもの)を使う人も多いみたいですが、
自分の場合は生体メインなので普通に大磯砂を使用。
それに、ソイルはメンテが大変だし、なにしろソイルがめっちゃ高いんだよオーストラリアw

陸メインのアクアテラリウムなので、砂利は16kg用意しました。全て他の水槽からの使いまわし。
多ければ多いほどいいです。足りなくなると泣けます。

流木、石

陸部分を演出するのに重要なものですね。
流木にしろ石にしろ、その辺から拾ってきたものを使用しても全く問題なし。
自分は流木はいい感じの物が見つからなかったんで、3つほど購入してきました。
石は・・・予算が尽きたんでその辺で拾ってきたものを使用w
いっぱい拾っておきましょう。石は拳大ぐらいの大きさが使いやすいかも。

流木と石はアクアテラでは一番目立つ存在になるんで、自分好みのものを厳選しましょう。
手に取ってみて、実際に並べてみて、自分の水槽のどんな場所に置くかを妄想しつつ、ねw
なんだかんだで一番楽しい部分でもあるんじゃないだろーかw



飼ってきた、もしくは拾ってきた流木は水に浸けておきます。
アク抜きとして1ヶ月以上浸けておくことに越したことはないんですが、自分は2日しかつけてないですw
それでもつけておかないと、いざレイアウトを組んだときにちょっと困る事態もあって、
要は流木ってのは水を吸うと若干膨らむんですね。
だから乾いた状態でレイアウトを組んで、それから水を循環させると木が膨らんで崩れる可能性が・・・。
それは怖いんで、水は最初から吸わせておくべき、ってのが自分の意見でし。

フィルターマット

熱帯魚用の濾過機に入れるための、あの白くてフワフワしたフィルターですね。
石の下に敷いたり、植物を包んだり、流木の固定に使用したり底上げに使ったりと、多用します。
適当にいっぱい買っておきましょう。
同様に、洗剤などのついていないスポンジ等も使えます。

植物

ここは完全に個人の自由です。自分の思い描く植物を購入しておきましょう。
自分の今回のアクアテラリウムのコンセプトは「苔生す太古の水辺」
なんで植物はコケ類と、あとはシダ植物に統一して大昔的なイメージを出してみました。花なんて言語道断w

ただ、植物を選ぶときは自分の使う照明を考慮しましょう。
光を多く必要とする植物を小さな照明しかない水槽で育てることはできません。
また、水に強い植物推奨です。簡単に根腐れを起こすような物は控えませう。
水草の水上葉が一番安定してますね。あとはやっぱりコケ類。
ポトスなどは水に浸かってても平気で育つ室内植物ですし、アスパラガスの苗なんかもよく使われてますねw

生体


ここもお好みで。別に何にも入れずに植物だけの水槽でもいいんですが、
なんか動きがあったほうが水槽の面白みはぐっと増しますし、動物あっての「生態系」だと自分は思います。
とはいっても陸で走り回るハムスターは飼えませんし、浅い水でアロワナも同様に無理ですよーw
ザリガニなんか入れちゃうと水草食い荒らされて、レイアウトも崩されちゃいます。
なるべく小さくて静かな、例えばエビやメダカ等がベストですかね。
自分はカエルのほかにエンドラーズ入れてます。植物の緑と合って綺麗ですし、よく動くので飽きませんw

おk、ここまで揃えば次はいよいよアクアテラリウムの作り方ですねっ
次回に続くっ

次回:第三章、砂利の下の一工夫

クイックリンクッ!!

★第一章、アクアテラを把握しよう
★第二章、必要な物の用意っ
★第三章、砂利の下の一工夫
★第四章、レイアウト思案
★第五章、配水ホースの構成
★第六章、緑を植えようっ
★第七章、製作一日後の様子
★第八章以下の記事は第七章下部のリンクからとんでねっ!



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